中国農務省、被害を受けた小麦の救出を目指す
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中国農務省、被害を受けた小麦の救出を目指す

Nov 02, 2023

[北京 5月31日 ロイター] - 中国の最も重要な小麦栽培地域で大雨により熟した小麦畑が浸水したことを受け、中国農業省は地方自治体に対し、損傷した穀物の収穫と乾燥を加速するよう要請している。

同省は火曜日遅く、できるだけ多くの作物を保存するために、当局は緊急チームを派遣して畑から水を抜き、収穫機のアクセスを加速し、乾燥機械を動員する必要があると述べた。

同省は当局に対し、「発芽やカビを防ぐため、町の広場や遊び場、家の前や裏など、さまざまな場所を最大限に活用して小麦を乾燥させ、収穫するように」とさらなるアドバイスを行った。

世界最大の小麦生産国である中国は、今年の豊作を期待していた。 しかし先週、河南省中部の南半分で大雨が降り、懸念が高まっている。

河南省は2021年に中国の収穫量1億3700万トンのうち28%を生産した。

上海に本拠を置くシトニア・コンサルティングの共同創設者、ダーリン・フリードリッヒス氏は、生産量がどの程度影響を受けるかを言うのは時期尚早だが、「収穫は間違いなく影響を受けるだろう」と述べた。

同氏はさらに、「収穫量は増加の一途をたどっており、一部の地域では過去10日間で降水量が400%という異常事態が見られた」と付け加えた。

政府支援の河南日報は水曜日、河南省南部の小麦の一部が雨の後発芽し、消費に適さなくなったと報じた。

地元収穫業者によると、南陽市周辺の小麦の90%以上が発芽しており、同省南部の県の話で、駐馬店県も影響を受けているという。

同氏によると、買い手は発芽小麦を通常価格の半額である1トン当たり約1000元(144.67ドル)から1200元で購入しているが、話題がデリケートであるため匿名を条件にしている。

月曜日の鄭州のスポット小麦価格は、品質供給の低下が重しとなり、1.5%下落して2,700元となった。

国営メディアCngran.comによると、小麦の発芽は山東省北部でも見られるという。

農水省は購入者に対し、食用にならないよう注意しながら、飼料や工業用にまだ使用できる発芽小麦を購入するよう呼び掛けた。

ソーシャルメディアに投稿された動画や地元の穀物販売業者は今週、雨が一部の地域で疫病を引き起こしていると述べた。

(1ドル=6.9121元)

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